呪われた心のせいでぼくに死などは訪れない。

最後の望みのカミサマは神が造ったものだから呼ばれて逝った。

「私は神を超えたのよ」

笑いながら連れて逝かれた。



何度も喉を裂き続け、僕は死を呼んだ。

だけど、呪われた心のせいでぼくには死などは訪れない。

いい加減に疲れて眠った時に夢を見た。

愛した人と生きる夢。



憎たらしくて愛おしい。

だってぼくの魂は愛で満ちて身体から離れない。



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